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広告戦略の要望と失敗を学ぶ

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    残念ながら日本は負けてしまいましたが、まだまだW杯は開催中です。
    という訳で、ちょっくら専門的に「アスリートを起用したCM」の話。

    今回の代表メンバーである香川を起用したソフトバンク、本田を起用したコカ・コーラ(アクエリアス)とアサヒフード(ミンティア)。代表戦の日、本人達が実際の試合であまり活躍できていない試合の際などにこのCMを観てしまうと、視聴者としてはCMが「ウザい」「イライラする」と感じるようになり、ブランドイメージは停滞どころか悪くなってしまいます(商品にも本人にも悪影響が出る)。敗退が決定した現在では特にそう感じる方も多いと思います。

    アスリートは結果を出さねば仕事になりませんが、本人の当日のコンディションにもより、中々100パーセント上手く行く日は少ないです。また、サッカーは「団体競技」であり「個人」のチカラだけではどうにもならない事が多かったりもします。

    私はアスリートをCMに起用するなとは言いませんが「団体競技なら団体で起用した方が良い」と考えています(監督とかなら個人での起用も良いと思う)。これは以前から提唱しているのですが、残念ながら現在の日本の広告業界では、4年前のあのCMの失敗を全然反省していないという事になります。

    そのCMとはこちら。
    覚えている方も多いとは思いますが2010年W杯の時のSONY「見せてくれ内田」のCMです。



    当時の日本代表はグループリーグを突破してベスト16まで進み、それなりに評価の高いチームだったのですが、残念ながら当の内田は監督の「戦術の変更」により、一試合もピッチの上に立っていません(控え選手)。

    監督にも内田にも非は全くないのですが、CMとしては全く意味をなさないモノとなってしまい(「みせてくれ内田」がキャッチコピーなのに、内田が一試合も出てないってどういう事?という事)逆にSONYや内田のブランド価値を下げてしまうという結果になってしまいました。CM単体としては非常に出来の良いモノであるので、余計に残念です。

    ちなみに今回のW杯用にサムスン(ギャラクシー)のCMでもサッカー選手を起用していますが、個人でのバージョンもありますがCMコンセプトとしては「団体」として扱っているので、予選やGL敗退をしてしまったチームの選手がいたとしても影響は少ないです。

    業界の色んな事情があるのは映像作家としてちゃんと理解はしていますが、試合結果により出演者(選手)や商品に影響が出てしまうCMを作る戦略は止めた方が良いかと思います。「開催期間中外」とかなら特に影響も無くていいんですけどね。

    何より「企業や出演者」がかわいそうですよねぇ…。

    あ、日清(カップヌードル)のこのCMは色んな意味も含めてとても好きです。


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